2018年 アニメ 話数単位10選 + シリーズ単位10選
2018年に見たアニメから話数単位で10選、シリーズ単位10選をそれぞれ選出しました。シリーズ単位のほうはサラッと書いていこうかなと思います。順番は適当です。話数単位の方は長くなりそうなので一覧作りますが、シリーズ単位はめっちゃさらっと書いたので一覧作りません。
ちなみに、ざっくりカウントですが2018年は短編、短クールとか全部ひっくるめて217本くらい見てたみたいです。新作アニメ増えすぎててマジでヤバい。
【条件】
・2018年1月1日~2018年12月31日内で放送されたアニメ
・1アニメ1話
・年跨ぎの2クールは終了した年にカウントする
・3クール以上放送されているものは放送話数が多い方の年にカウントする(この場合のみ完結してないものも取り扱う)
【話数単位一覧】
- ベイブレードバースト ゴッド 第51話「バルトVSシュウ!!」
- アイカツスターズ!第96話「みんなで輝く!」
- アイドルタイムプリパラ 第50話「夢のツバサで飛べマイドリーム!」
- アイカツフレンズ! 第23話「叫ぶ、瞬間」
- ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第10話「愛する人は ずっと見守っている」
- ルパン三世PART5 24話 「ルパン三世は永遠に」
- ゆるキャン△ #5「二つのキャンプ、二人の景色」
- SSSS.GRIDMAN #05 「挑・発」
- 宇宙よりも遠い場所 STAGE05 「Dear my friend」
- 甘い懲罰~私は看守専用ペット episode5「脱獄」
ベイブレードバースト ゴッド 第51話「バルトVSシュウ!!」
あらすじ
ゴッドブレーダーズカップ決勝戦、バルトvsシュウ!かつて2人が交わした、決勝でバトルをする約束は、海を越えて今この舞台で果たされる。スプリガンと化したシュウと、ヴァルキリーと共鳴するバルト。全てをかけて戦いにのぞむ彼らの中にあるのは、親友に勝ちたいという想い。運命のラストバトル!!世界の頂点に立つのはどちらか!?
2018年に放送されたアニメの中で、最も迫力のあるバトルシーンを描いていたのがこのベイブレードバースト ゴッド 第51話「バルトVSシュウ!!」でしたね。前シーズンではとうとう果たされなかったバルトとシュウの本気の決着は、強くなるために全てを破壊することを決意し、レッドアイと名乗るようになった紅シュウと、どこまでもベイブレードを楽しんできた蒼井バルトの世界一決定戦。その決着を見事表現しきったバトルシーンはまさに圧巻でした。これをリアル男児として見ることができた世代が羨ましすぎる…。
大一番最後、バルトのジャンプシュート格好良すぎる
スタジアムの壁に当てて軸先変えるのヤバすぎるでしょ
勝利の2カメ→ヴァルキリーもバーストの流れほんとに良すぎる…。
アイカツスターズ!第96話「みんなで輝く!」
あらすじ
『アイカツ!ランキング決勝ステージ』――ついに、虹野ゆめの出番がやってくる。エルザのあっとう的なパフォーマンスを目の当たりにした、ゆめの“想い”。それは、アイドルみんなで光り輝き、まわりの人すべての心をかがやかせたい、ということ。この“想い”は、エルザの心にも届けたい。そう決意し、ゆめがステージに上がる――!
アイカツスターズ!2年目終盤は、今までアイカツスターズ!を見てきた人間の感情を破壊しに来る話ばかりでしたが、個人的には「みんなで輝く!」以外の選出はありえないなという感じですね。主人公虹野ゆめが太陽のドレスを獲得し、世界一に輝くシーンは涙なしには見れないですし、この話が歌唱担当の卒業公演アイカツ武道館の翌日に放送されたのも偶然の産物とは思えないレベルでしたが、実際この話が凄いのはそれだけではなく、ライバルであるエルザ・フォルテの家庭環境への回答を後半で盛り込んでいるところ。
母親から認められたい一心でアイカツをしてきたエルザ・フォルテ。その母親はエルザのステージをこれまで見に来たことはなく、基本放任主義。そして、母親に認められたい一心でアイカツをしてきたエルザのために母親を無理やりに引っ張り出してきたのは、他ならぬエルザの仲間たちヴィーナスアークの面々。こういった周辺環境の話も上手くまとめた上で、ゆめとエルザの主人公対決を着地させたのは本当に素晴らしかったですね。
プリティーリズム・レインボーライブ第24話「ひとりぼっちの女王」みたいにならなくて本当に良かった…。*1
無事ステージを終えたゆめに号泣しながら抱きつくあこのシーンめっちゃ良くないですか?
アイカツは自分の否を認められる大人が多い印象がありますね。
エルザの母親を無理やり引っ張ってきた人たちのこのドヤ顔ですよ。最高すぎる。
アイドルタイムプリパラ 第50話「夢のツバサで飛べマイドリーム!」
あらすじ
パックの中に突入するゆい達。しかしパックの中はアイドル達の負の感情で埋め尽くされていた。一方、眠り続けるらぁらは夢の中でパックとアイドル達の悲しみを溶かすために闘っていた。アイドル達の本来の夢を取り戻し、パックの悲しみを溶かすべく、ゆい達はライブの力を信じてもう一度マイクを握る。
アイドルタイムプリパラ総まとめの回は本当に涙なしには見れませんでしたね。孤独と悲しみに囚われ、意地でもみんなを受け入れようとしないパック。それを救ってくれたのはやはりアイドルたちの歌。パックを救うシーンで使われた使われたそらみドレッシングの「Memorial」、そしてMY☆DREAMの「Believe My DREAM!」、この2曲のたたみ掛け方が本当にやばかったですね。
そしてメイキングドラマの「み~んな集まれ!アイドルはじめる時間だよ!アイドルタイム夢オンリーワン!」はこれまでのアイドルたちが全員集まっての「船出」。アニメのプリパラの放送は終わるけど、アイドルたちはどこかで頑張っている、だから見ているみんなも頑張るんだよ、そう言われた気がして本当に救われた気がしました。EDがレインボウ・メロディだったのもめっちゃ良かったですね。ただ、欲を言えばMY☆DREAMの活躍がもう一年見たかった…。
「やる気!」「元気!」「寝起き!」はちゃんと伏線だった。
3カメかしこま起床からの真中のんさんが目を覆ってるのマジでヤバすぎる。
推しカプツーショット
この決めポーズほんっとに好きだったから最後見れてほんとに嬉しかったですね。
神。
プリティーリズム・オーロラドリームのオーロラライジング・ドリーム感ありません?
アイカツフレンズ! 第23話「叫ぶ、瞬間」
あらすじ
スターハーモニーカップで負けた事が悔しい舞花。ダンシングミラージュのミューズを目指し、張り切って仕事をするが、デザイナーのノアから厳しい評価を受けてしまう。そんな時、あるお祭りが開催されることを聞く。普段なら二つ返事で参加する舞花だが……?
2018年僕的最もキャラが魅力的に描かれていた大賞はこの話で間違いない。アイカツフレンズ!、ハニーキャットの回はだいたいめちゃくちゃ気合が入ってる気がするし、スタッフの中にハニーキャット大好きさんがいるような気がしますね。舞花のダンシングミラージュミューズ就職回としても満点のシナリオでしたし、やっぱりアイカツフレンズ!はハニキャファンにならざるを得ない。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第10話「愛する人は ずっと見守っている」
あらすじ
マグノリア家の屋敷につながる白樺の一本道を、大きなお人形が日傘を差して歩いて来た。
冬の初め、屋敷にやって来た自動手記人形、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
マグノリア家の一人娘・アンは、好奇心旺盛でお母さんが大好きな女の子。
けれど、最近は気分が晴れない。
母の体調が芳しくない上に、訪ねて来る客が後を絶たない。
一緒におままごとをすることも、本を読むことも、虫を捕まえることもできない。
手紙を書くために母が招いたという「お人形」も、きっと私から母を奪う存在に違いない。
それから、母はヴァイオレットと二人きりでアンに内緒の手紙を書き始めた。
母に近づけないアンの心には、ますます不安が募る。
アンは、誰に宛てたものかもわからない手紙を書くより、少しでも自分と一緒にいて欲しいと願う。
それが叶わないのなら、「せめて手紙を書いている側でお母さんの手を握らせて欲しい」
だって、もう母に残された時間がないことを知っているから……。
それすらも許されず、胸が張り裂けそうになるアン。
わがままを言って、母を悲しませたいわけではないのに、涙が止まらない。
「手紙なんて届かなくていい」と泣きじゃくるアンに、ヴァイオレットは優しく告げる。
「届かなくていい手紙なんて、ないのですよ」
そう言って、ヴァイオレットはアンをそっと抱きしめた。
ヴァイオレットが屋敷を去る日。アンはヴァイオレットのあたたかな頬に小さなキスをした。
その時、ヴァイオレットが「お人形」ではなかったと知るアン。
ヴァイオレットは、愛らしいアンに優しく微笑みかけた。
ヴァイオレットがアンに内緒で代筆した手紙。
それは、50年間にわたってアンの誕生日に届く、母からの手紙だった。
将来、母が亡き後もアンは手紙によって、母の愛情を受けて育つ。
遠く離れたところにいる、母に見守られながら。
「未来に対して手紙を出す」って手法はまあまあ色々なところで見られる手法だと思うんですけど、この話では「娘の未来」を何より大事に考える母親と、「母親との今」を切望する娘の感情の対比がめちゃめちゃよく表現されていましたね。特にアン役の諸星すみれさんの演技が本当に素晴らしかったのが印象的でした。また、最後のシーンのアンへのヴァイオレットの重ね合わせも本当に素晴らしかったし、終始涙なしには見れない1話でしたね…。
ヴァイオレットのことを本物の人形だと思ってるアンがヴァイオレットに向かって「飲んだ紅茶どうなるの?」って問いかけした時に「いずれ体内から排出されて大地に還りますが」って真顔で返すヴァイオレット好きすぎる。
頬にキスして初めて人形じゃないことに気づくアンめっちゃかわいいですね…。
ルパン三世PART5 24話 「ルパン三世は永遠に」
あらすじ
ルパン三世は、ネット上から完全に姿を消した。行方がつかめないルパンによってヒトログに書き込まれ続ける機密情報で、世界中は大混乱。各国はついに業を煮やし、ヒトログを停止させるために、シェイクハンズ社への武力行使を決行する。そして、戦場と化したオリグ島に、ついにルパンが姿を現す!――ルパンのヒトログ攻略・最大の秘策とは?
ルパン三世と峰不二子の関係性、ルパン三世という作品を見たことある人だったら一度は気になって色々と調べたりすると思うんですけど、まさかその関係性が進展するシーンを見れるなんて思わなかったですよね。
不二子対していつもの口調で「愛してるぜ」と語りかけるルパン三世、「そんなの知ってるわ」と返答する峰不二子。ここまではいつもの感じですが、不二子の「私は、あなたの何?」とという問いかけに対して、ルパンは「俺もさ、考えたんだよ。お前に言われてから色々と。けどな、実は俺も良く判ってないんだよ。ルパン三世が何なのか」という返答を返します。
当然不二子は納得するわけもなく、「また、逃げるの?」という問いかけを行います。それに対して、「判らないなりに考えて、今日はその答えを持ってきた」と言って取ったルパンの行動がこれですよ。
「ルパン三世の素顔は次元も五右衛門も含めて誰も知らない」っていう設定が書き換わった瞬間ですよね。いやあ本当に良いものを見た…。
最後にいつもどおりの逃走劇で終わる、素晴らしい〆ですね…。
ゆるキャン△ #5「二つのキャンプ、二人の景色」
あらすじ
地元グルメや温泉の誘惑に勝ったり負けたりしながら、なんとかキャンプ場に辿り着いたなでしこたち。さっそくテントを立て、焚火を起こし、キレイな景色を見ながら煮込みカレーに舌つづみ。長野へ向かったリンは、高ボッチ高原でスープパスタ作りに挑戦。カレーめんとは一味違う手作りごはんの美味しさを堪能した。すっかり夜も更けて、寝る前にリンとメールをしていたなでしこは、リンに夜景を見せようとテントを抜け出して……。
サービス温泉シーンやうまそうな飯のシーンもありつつ、野クルとしまりんのグルキャンソロキャン対比の描写がとにかく素晴らしかったですね。これ系の作品ってワイワイみんなキャンプ!wみたいな感じになりがちだと思うんですけど、ソロキャンの描写も丁寧なのはめちゃくちゃ高感度高かったです。
ブラ紐が浮いてる+ストッキングからパンツが透けてる = 10億点
夜景のシーン、違う景色を後ろから並んでる構図にしてるのめっちゃ良くないですか?
SSSS.GRIDMAN #05 「挑・発」
あらすじ
校外学習で街の外へ向かう裕太たち。記憶喪失の裕太は初めてのことばかりで浮かれていた。山間の河原でクラスメイトたちとラフティングを楽しむ裕太に近づくアカネ。始めてアカネの意外な面を知る裕太。そして山に現れる最大級の怪獣。しかしジャンクショップまで戻らなければ、裕太はグリッドマンに合体出来ない。初の変身不能の事態となる。
2018年、質アニメといえばグリッドマンみたいなところありましたけど、2018年に放送されたアニメの中で最も女体が素晴らしかったのがこの1話だったと思います。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおどっからスマフォ出してんねんってクソデカ大声が出たよね。
こういう非日常水着カット好きですね…。
宇宙よりも遠い場所 STAGE05 「Dear my friend」
あらすじ
訓練を終えてから数ヶ月が過ぎ、南極へと旅立つ日が近づいてきたある日。リンの手伝いもあって、どうにか南極へと持っていく持ち物の荷造りを終えたキマリは、めぐみから借りたまま、てっきりなくしてしまったと思っていたゲームを見つける。めぐみにゲームを返すついでに、久しぶりだからとゲームで遊び始めたキマリは幼い頃の思い出を話し始めるが、めぐみは覚えていない様子で……。
今まで南極行きの準備で色々あったのはだいたい親友であるはずのめぐみが原因だった、というのがめぐみ本人から告白される回ですね。人は下を見て安心するもの、という人間関係の本質に迫ったお話。僕みたいな人間には本当に刺さってしまいますね。
「人には悪意があるんだ。いちいち向き合うな」
その悪意ってのが向き合わないといけない人間から向いてくるの、人生って感じじゃないですか(適当)
「絶交しに来た」ってワードをこの表情で放ってくるのかなりヤバくないですか。
「ここじゃないとこに向かわないといけないのは、私なんだよ!」
「やっと踏み出そうとしてるんだぞ、お前のいない世界に」
この辺のセリフ、贖罪のようで完全に自己満足って感じしませんか?キマリが南極に行く出発の日の朝に言いに来ることかよ。
こんだけのことされて「絶交無効」で許すキマリちゃん聖人すぎませんか…。
「澱んだ水が溜まっている。それが一気に決壊するのが好きだった。決壊し、開放され、走り出す。淀みの中で蓄えられた力が爆発して、全てが、動き出す」ってセリフからのEDテーマ「ここから、ここから」のイントロが流れてくるの、流石にあまりにもセコかったですね。
甘い懲罰~私は看守専用ペット episode5「脱獄」
あらすじ
脱獄の決行日――それは明神亜貴が2週間に一度必ずいなくなる日。
亜貴は入院中の母親の元を訪れていた。回復の見込みが低いことを伝えられ、やり場のない怒りに表情を歪める亜貴。
一方、陽菜はついに脱獄を実行に移し、まるで迷路のような長いダクト内を必死に進んでいた。
やがて前方にうっすら光が見え、いよいよ出口にたどり着いた……と思ったその時。
陽菜の後方から人が追ってくる気配がする。
その正体は……不在だったはずの明神亜貴だった――!!
このシーン怖すぎて腹筋よじれて死んだ #sweet_punishment #tokyomx pic.twitter.com/LRIeAX8MhV
— さたけ❎ 𝕤𝕒𝕥𝕒𝕜𝕖_𝕥𝕒𝕜𝕖 (@satake_take) April 29, 2018
2018年に放送されたアニメの中で一番笑ったのがこの話でした。
【シリーズ10選】
シリーズ通して「ここではないどこかへ」っていう主題と「感情」の描き方が抜群でしたね。
ゆるキャン△
キャンプが楽しそう、飯がうまそう、キャラが魅力的の三拍子揃った感じでほのぼの話が進んでいったのが良かったですね。
2018年に放送されたアニメの中でも終始一番くだらない理論が展開されてたけどそこが本当に良かったです。
最初は本当に人形みたいだったヴァイオレットが、手紙と人との繋がりを通じてどんどん人間らしくなっていったのを、絵もシナリオも凄く繊細に描いていたのがめっちゃ良かったですね。
あしたのジョーのリメイク(あってるのか)って感じなんですけど、ハードボイルドテイストで本当に格好良かったですね。あんまり見てる人いなかった気もするけど、2018年真の質アニメって感じでした。
歌王朝とか言われてたけど、シナリオの仕込みとどんでん返しの感じがめちゃくちゃ好きでしたね。
からかい上手の高木さん
高木さんとかいう女一生勝てねえ~~~。J-POPカバーのEDもめちゃくちゃ良かったです。
新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION
2018年の男児アニメはシンカリオンが掻っ攫っていった感ありましたね。対抗馬ゾイドワイルドって感じでしたが、主人公のハヤトが好きなのでシンカリオンに軍配って感じです。
抱かれたい男1位に脅されています。
男の裸と濡れ場の表情の描き方がめっちゃ好みでした。
原作ずっと読んできてるんですけど、中堅のオッサン投手作品の主人公を落合博満の息子(職業声優)がやってるのぴったりでしたね。
*1:プリティーリズム・レインボーライブ第24話「ひとりぼっちの女王」は描写こそドキツいですが、蓮城寺べるの成長に大きく関わる大事な回で、この回なくしてプリティーリズム・レインボーライブは語ることができない大事な回です